ファーストウッド

万博「大屋根リング」の梁や柱を活用 石川県珠洲市の復興支援事業に関する協定を締結

ファーストウッド株式会社は、石川県珠洲市、特定非営利活動法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク、一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC Kansai)と、2025年大阪・関西万博に建設された「大屋根リング」の木材を、珠洲市の復興公営住宅等へ活用することを目指し、リング木材の運搬管理および活用計画に関する事業連携協定を締結しました。

調印式の様子(写真左から)ファーストウッド株式会社 代表取締役社長 大河龍也、珠洲市長 泉谷満寿裕氏、NPO法人VAN 代表理事 坂茂氏、一般社団法人MUIC 専務理事 廣瀬満知氏

万博のレガシーを能登の未来へ繋ぐプロジェクト

大屋根リング復興住宅の外観イメージ

本協定は、万博終了後の「大屋根リング」を解体した資材を、珠洲市の大谷地区に建設予定の復興公営住宅等へ活用することを目指すものです。当社は木材に関する知見を活かし、資材の再利用に向けた技術的なサポートを通じて、被災地の支援に貢献します。

これまでにも木材加工にとどまらず、自社の技術を社会課題の解決に活かす取り組みを行っており、能登半島地震においても以下のような支援に携わってまいりました。

珠洲市へ「オフグリッド式木製トレーラーハウス」を寄贈

鉢ヶ崎オートキャンプ場に設置された木製トレーラーハウス
オフグリット式のトイレ2室・シャワー1室を完備

2024年7月、インフラ復旧が困難な地域でもすぐに活用できる、トイレ・シャワー完備の木製トレーラーハウスを珠洲市に寄贈しました。

このトレーラーハウスは、太陽光発電による給電、雨水のろ過利用、そして薪ボイラーによる給湯システムを備えたオフグリッド型です。自動車で牽引できる機動力と、国産材を使った高い断熱性能により、厳しい環境下でも安心できる空間を提供しています。

現在は、設置先であるオートキャンプ場において、ボランティアの方々や利用者向けの設備として活用されています。緊急時の支援をきっかけに導入されたこの施設が、復興に向けた地域の歩みの中で、平時のサービス維持にも役立てられています。

輪島市下黒川町に「木造モバイル建築」24戸を供給

輪島市下黒川町に完成した木造モバイル建築

2024年8月、震災後の住まいの早期復旧が急務となるなか、当社は輪島市下黒川町に計24戸の応急仮設住宅を供給しました。

木造モバイル建築は、2m×6mの箱型ユニットをあらかじめ工場内で組み上げ、完成した状態で現地へ運び連結させる工法を採用しています。現場での作業を最小限に抑えられるこの仕組みを最大限に活かし、ユニット製造から現地の据え付けまでを、約2か月半の短期間で実施しました。

木製箱型ユニット

地域社会に寄り添い、歩み続ける

私たちは国内トップクラスの木材供給を担う企業として、社会のインフラの一端を担う社会的責任があると考えています。

復興支援や環境保全といった社会課題に対しても、これまで積み重ねてきた知見やノウハウを活かし、「木材」の可能性を追求することで貢献してまいります。