風通しの良い現場から生まれる、こだわりの品質と徹底した安全
リーダー A.Mさん
ファーストプライウッド株式会社 生産本部 LVL工場 製造課

インタビュー
現場の舵取り役として効率と品質を高める
私は「スカーフジョイント」と「スプレッター」という2つの工程を担当しています。これは、木材の板を薄く削り、それを何枚も丁寧に貼り合わせて強度を持たせる工程です。この工程の精度が、その後のすべての品質を大きく左右します。だからこそ、ちょっとした段取りの乱れや判断ミスが、最終的な品質や歩留まりにそのまま響いてしまいます。「どうすればより安定して良品を出せるのか」「どこまで無駄を省いて効率化できるのか」を、数値と実際の動きを照らし合わせながら、日々試行錯誤しています。
ここで求められるのは「品質」と「安全」の両立です。品質が良くても、安全が担保されていなければ意味がないし、逆もまた然りです。だから私たちは工程ごとに課題を洗い出し、リスクアセスメントを実施して、どこに危険が潜んでいるのかを可視化するようにしています。たとえば機械の刃物交換作業ひとつとっても、どの順番で、どこに注意して行うべきかをしっかり共有することでリスクを最小限に抑えています。こういった取り組みは一人では完結しないので、チーム全員で情報を共有し合い、ちょっとした違和感や気づきを積極的に言葉にし合う文化を全員で育てています。その積み重ねが、安全と品質の両方を高める原動力になっています。

話しやすい職場が現場をもっと良くする
リーダーとして日々意識しているのは、部下や同僚がフランクに話せる雰囲気づくりです。仕事の指示や進捗確認だけでなく、休日の趣味や何気ない雑談まで気軽に話せる関係性があると、現場の空気ってすごくやわらかくなるんですよね。その空気の中で、「そういえばここの作業、ちょっとやりにくいよね」とか、「この手順、変えたらもっと効率よくなるかも」といった声が自然と出てくる。実はそういう“ゆるい雑談”にこそ、現場改善のヒントがたくさん隠れていると思っています。
最近も、ある同僚と雑談していたときに「この治具って、ちょっと使いづらいよね」という話になりました。そこから「じゃあ見直してみようか」と同僚と一緒に治具を見直したことで、今までよりスムーズにラインが動くようになって、月間の生産量がぐっと上がったんですよ。
こういった改善ができるのも、職場全体に“話しやすい空気”があるからこそだと思います。上司と部下の垣根が低くて、「ちょっといいですか?」と気軽に声をかけられる環境がある。誰かの気づきがきっかけで、別の人のアイデアが加わって、さらにそれが改善につながっていく。そんな前向きな連鎖が、この会社にはちゃんと根づいているんです。私自身も、話しやすい雰囲気をつくることで、チームの誰かが気づいていないボトルネックを引き出すきっかけになれたらと思っています。「ちょっといいですか」と気軽に声をかけられる社風が、改善の連鎖を生む最大の推進力だと感じています。

地元で働きながら成長を実感する楽しさ
地元で働ける場所を探していたときに出会ったのが、ファーストプライウッドです。最初は「通いやすい場所にある」というシンプルな理由だったんですが、実際に働き始めてみると、それ以上に「この会社でよかった」と思えるポイントがいくつもありました。安全第一を徹底する姿勢や、品質管理にしっかり力を入れているところ。そして、森林資源をどう活かしていくか、地域社会にどう貢献していくかといったことにも真剣に取り組んでいて、こうした“まっすぐなものづくりの姿勢”に強く共感しています。
また、スキルアップを後押ししてくれる制度がしっかり整っているのも、ありがたいです。現場によって必要な資格や知識は異なりますが、「これを取っておくと今後の作業がもっとスムーズになる」と判断されたものに関しては、会社がしっかりと取得をサポートしてくれます。実際、私の所属するチームでも「今年はこの資格に挑戦しよう」といった目標を立てて、みんなで計画的にスキルアップに取り組んでいます。費用面も会社が全額負担してくれるので、安心してチャレンジできます。
「地元で働く」という安心感を持ちながら、部署を越えて気軽に声をかけ合える雰囲気があるからこそ、現場の改善もスムーズに進んでいくし、日々の仕事も楽しく前向きに取り組めています。

ファーストウッドグループのここが好き
- 安全を最優先している
- 品質管理に力を入れている
- 地域に貢献している
- 森林資源の有効活用に貢献している
- 人材育成に力を入れている
私の好きな場所

「休憩室」
落ち着いた照明と木の香りが漂う空間でコーヒーを飲むと、頭がリセットされます。この静かな時間があるからこそ、ラインに戻ったときに集中力を最大化でき、良品づくりへ再びエネルギーを注げます。今後も風通しの良いコミュニケーションを大切にし、安全と品質を両立させながら、木材加工の未来を切り拓いていきたいと思います。
